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パチンコ・パチスロの今~業界を支えるじっくり派&コアなファン~
2025年08月25日(月)

1990年代をピークにして、店舗数や設置台数、売り上げの減少が続き、業界の縮小傾向に歯止めがかからないパチンコ業界。それでも未だにレジャー産業の中では非常に大きな規模を誇っているのも事実です。そこで今回は、パチンコ業界の現状について「遊技機業界データブック2024」を参考にしながら見ていきたいと思います。
遊技者は減少するも遊技費用は増加
2007年から2023年にかけてパチンコ店は1万2594軒から6335軒へと半分以下に減少。それに伴い、パチンコ・パチスロの総設置台数も432万3204台から311万7854台へと約28%減少しています。1年のうちに1回でもパチンコ・パチスロを遊技した人の割合は1986年には18.1%でしたが、2021年には7.3%まで大きく低下しました。
遊技者が減ったことでパチンコ店の売上(総貸玉料金)も減少。2007年には30兆2000億円でしたが、2023年には15兆7000億円にまで減っています。その一方で、パチンコ・パチスロの年間平均活動回数は25.6回(2007年)から31.2回(2023年)へと増加。年間平均費用も10万1500円(2007年)から10万9000円へと増えているのです。これは、ライトなファンが減り、残っているコアなファンが数多くパチンコ店へ足を運び、パチンコ業界を支えていることを表しています。
平日派が減り、休日派が増加
2023年度のデータによると、平日1日あたりの遊技時間が「5時間以上」と答えた人の割合は27.1%。それに対して、休日が「5時間以上」と答えた人は33.3%にまで増えています。ここからも、かつては仕事帰りや昼の隙間時間に打っていたライトなファンが減り、ゆっくりと時間の取れる休日に腰を据えて打つコアなファンが多く残っていることが想像できます。
若年層のパチンコ・パチスロ離れが顕著
1年のうちに1回でもパチンコ・パチスロを遊技した人は、1991年の20代~30代のおいては何と約50%。それに対して2021年には10%以下まで激減しています。
10代(遊技できるのは18歳から)を見ると、14.2%(1991年)から1.1%(2021年)へと、ここでも大きく減少。漫画、アニメ、スマホアプリ、動画、各種ゲームなど、レジャーが多様化している現代において、パチンコ・パチスロは大人への階段のひとつではなくなってきているようです。コアなファンが残り、若年層の参加が少なくなっていることで遊技者の平均年齢が徐々に高くなっているのも容易に想像できます。
スマスロが業界復活の起爆剤に!?
かつてのパチンコ店は、パチンコ未経験者や女性には入りづらい“鉄火場”という雰囲気でした。そうした中、射幸性の高い一発台や連チャン機が登場したことで人気ギャンブルとなり、それまで縁のなかった人にも「面白そう」「一度打ってみたい」と思わせるようになったのです。その後、エヴァンゲリオン、冬のソナタ、AKB48をはじめ、タイアップ台が主流になったことで、アニメファンや主婦など、新たな層がパチンコ店に足を運ぶようになりました。
現在は2022年から導入が始まったスマスロ(スマートパチスロ)がパチンコ業界を牽引する存在になっていて、衛生面やスペック面でも評価が高く、数々の人気機種が生まれています。今後はスマスロがさらに盛り上がり、スマパチ(スマートパチンコ)でもヒット機種が次々と誕生すれば、パチンコ業界も復活への道が見えてくるでしょう。
まとめ
復活のカギは“若年層をいかに取り込むか”と言われて久しいパチンコ業界。車離れや恋愛離れ、ギャンブル離れが顕著な一方、SNSや動画投稿サイトなどで面白いものを見つければ、一気にのめり込むのが若年層の特徴です。検索能力や拡散能力も高いので、一度注目が集まれば瞬く間に人気に火がつき、参加人口が増えても不思議ではありません。
※数値等の出典はすべて「遊技機業界データブック2024」
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